さつまいもの芽出し・スーパーの芋から苗を育ててみた!

さつまいもの苗が手に入らないかも?と不安になったので、苗を育ててみることにしました。

お店で買った干し芋用のさつまいも6本(べにはるか)の端っこを使います。
端を切った真ん中のお芋は、干し芋にして美味しくいただきました。手作り干し芋の作り方

5月1日
さつまいもには上下があり、上の方に芽が出やすいとのこと。でも、見た目ではどちらが上かわからないので、6本分の12切れ端すべて育ててみることにします。

※あとでネットで調べたら、サツマイモを丸ごと一本水につけて、浮かぶ方が上らしいです。本当かしら。

丸ごと一本の方が腐りにくいとのことだったので、小さいお芋は一本丸ごと水につけてみました。

水につける前に、48度のお湯に40分浸して殺菌すると病気予防&芽が出やすくなるので、すべて殺菌処理してから、水につけています。

お水は、1日おきに交換します。

5月7日 6日目
切れ端12のうち、3つに小さな芽が出てきました。種芋から芽が出る温度は25〜30℃と言われています。

私が苗作りを始めたのが5月で暖かくなっていたので、部屋にそのまま置いて、天気の良い日に外に出すだけで芽出しに成功しました。

寒い時期(2~4月)は、こたつに入れたり、ビニールで覆ったりして温度を上げないと芽が出ないようです。

5月13日 12日目
切れ端12のうち7つに芽が出てきました。
5つは芽が出なかったので、上下の話は大体合っています。

このまま12切れを観察しても良かったけれど、そんなにたくさんの苗は必要無いので、今日からは7つの切れ端と丸ごと一本を育ててみることにします。

5月21日 20日目

葉っぱが茂ってきました。
同じ日に始めたのに、成長が全然違います。

丸ごと一本はまだ芽が出ません。

大きくなってきたので、1切れ毎に分けて育てることにします。

ペットボトルを切ったり、イチゴのパックを使用しました。

本当は、最初から1つ毎に分けて育てた方が良いのかもしれないけれど、私は、毎日の水替えが大変なので、全部まとめて育てていました。

まとめて育てていると、1つ腐ったらすべてが腐る可能性もあるのかも?

腐らないで良かった!

5月29日 28日目

28日経っても丸ごと一本からはまったく芽が出ません。このまま水につけていても芽が出そうにないので、断念することにしました。

今日からは、7つの切れ端のみで苗作りをします。

こちらの4つは大分大きく育ってきました。
暖かい日は外に出して日光浴♪

切った断面が腐るとの話も聞いていたけれど、7つすべて、腐ること無く順調に育っています。

さつまいもの苗の植え付け時期は5月中旬〜6月中旬ごろなので、もうちょっと育ったら切ることにします。

6月5日 35日目

苗作りを始めたのが遅かったので、まあまあの大きさになった所で(25㎝位)、畑に植えるために苗を切ります。

節が7~8節あると良いとのこと。
ギリギリの大きさなので、一番下から切ることにします。

根っこは残した方が良いのかわからなくて、でも、はさみで切ったら根っこは切れてしまいました。

下の方の葉っぱはいらないので何枚か取ります。

下の方の葉は何枚か取り、苗の先も切ります。

苗の先を切ると、先端の芽が伸びることができなくなり、側芽がバランスよく育って、ムダな成育をしなくなるそうです。

そして、「しおれ定植」という、わざと太陽に30分ほどあてて、切り口を乾燥させてから植えました。

ストレスをあたえると、おいもは次の世代を用意しようとするらしく、スパルタ教育です!

うまく育ちますように。

その後はこちら 「べにはるか」 栽培日記

さつまいもの葉っぱはハートでかわいいので、お芋の苗作り用じゃなくても、部屋に飾っても良いと思います。(さつまいもの茎は食べることも出来るので、食用にもなります。)

その後も、この7つの切れ端からたくさんの苗を育てることができました。

こんなに出来るなら、お店で苗を買う必要は無かったかしら?と思ったけれど、今回はたまたまうまくいっただけかもしれないし、苗を購入した方が病気も気にしなくて良いし、手間暇かからず楽で良いのかも。

でも、もし今後、食糧難で食べるものが無くなった時に、さつまいもが1本あれば、苗が作れ、水も少なく栽培できるさつまいもはとっても重宝されると思います。

だから、戦時中・戦後はお芋を育てて食べていたんですね。

そんな世の中がまた来ないことを願いつつ、でも、もしまたそんな時代が来た時は、さつまいもが大活躍するでしょう。